夜明け前

8/14 妻とrising sun rock festival in ezoに行ってきました。夜明けまで 朝までの
音楽イベントで・・どうやらそれが呼び物なんだなーと言うことは・・僕たち
夫婦 大物ミュージシャンは見る・・いい所は見逃さないで、そして夜8時頃に
は帰宅しようと考えていた。でも、これじゃ半分も参加しないんだなーと途中
で気付きました。朝日を浴びながらフェスティバルの終わりを迎え、ミュージ
シャンと若者達が時間･空気を共有して、一体感を持つんだなー。確かに僕も
若くて体力が有り余るほどあるなら体験してみたいとは思ったのだけれどね。

何てのかな? 例えば戦争反対!! とか愛･平和とかさー、社会的なスローガンは
無く・・古い人間とお思いでしょうが・・強いて言えばエコかな? 弱々しいけ
ど。観客の出すゴミの分別に神経を使い、その反対側ではJTが大きなブース
を作り、タバコの新製品の宣伝をしている。チョットおかしいけど。それだけ
で25.000人?が集まり、ノンビリと音楽を聴いている。なんと平和な? ノー天気
な集まりなんだろう・・・まあ平和? なのは良いのだけれど。僕も参加したの
だから偉そうに言えないけど。

僕たちの作った? 席はステージまで300メートル以上有ったんじゃないかな?
パフォーマーは米粒ほどにしか見えない。ステージの両側にあるスクリーン
を見ても、携帯電話の画面の大きさぐらい。存在は分かっても表情までは分
からない。

それでもやはり矢沢永吉は凄い。期待を裏切らず、真っ白なスーツ姿で登場し
マイクスタンドを振り回しながら唄う。充分に聴衆を楽しませる。聴衆はタオル
を投げ上げるパフォーマンス・・・見てるとなかなか楽しそう。
山下達郎もイイ。聴衆を盛り上げるために Dr.JohnのIko Ikoを曲間に挟んで
聴衆を盛り上げる。一連のヒット曲とは違う面 アメリカン･ポップス? 好きを見
せてくれた

。

斉藤和義の時に妻に誘われて一番前のスタンディングの席まで行ってみた。
背の低い妻は人に埋もれている。それでも体を揺すり、手を頭の上に上げ
拍手していたのだけれど、3曲ほどで表情は変わり・・・多分ツカレタのだろ
うね・・・元の席に退散。僕は? 恥ずかしくて拍手をするのが精一杯。

斉藤和義のステージが終わり、予定通り、家に帰りました。
家に着きTVを付けると、敗戦記念日特集? ドラマ等やっていました。
明日は8月15日か・・・。
山下達郎が「アトムの子」を演奏しました。それまでのメロディアス・甘い
センチメンタルな美しい曲とは違い、力強いドラム、唸りを上げるベース。
演奏が始まったときに、僕は少し? 身震いをしました。300メートル離れた
回りでも、若い女の子達が腰を振り、手を上げ手拍子を取っている。
僕等はアトムの子供さ!!!
それは20世紀少年 お友達の演説のようにも思えた。
少しだけ・・・怖かった。

僕と山下達郎はほぼ同じ年。ステージを見ながら妻は僕の腹をしみじみと眺
め、嘆息。

シカタネーダロ!!!